もろみ酢の特徴と働き

アミノ酸とクエン酸が豊富に含まれる

もろみ酢は、泡盛を醸造するときにできるもろみを搾ってアルコール類を抜いて作った健康飲料を言います。もろみが健康に働きかけると知っていた酒造場の職人はもろみを食べて暑気払いをしたと言われています。
もろみ酢の最大の特徴として、アミノ酸やクエン酸など身体に良い成分が豊富に含まれていることです。ダイエットにも良いとされるアミノ酸は、もろみ酢>香醋>黒酢>米酢の順に多くなっており、アミノ酸含有量ではもろみ酢がダントツの高さとなっています。そのため、黒酢&もろみ酢サプリメントを服用する際には、もろみ酢を利用したサプリメントが最も有効と言えます。
また味わいも黒酢のように匂いがきつくないために非常に飲みやすいことが特徴です。

アミノ酸で代謝を上げてダイエット

もろみ酢には黒酢や香醋よりもはるかに多くのアミノ酸が含まれています。
アミノ酸は身体を創る重要な成分です。アミノ酸はタンパク質を作っている最小の成分であり、自然界には500種類ものアミノ酸があると言われています。人間の身体のタンパク質を構成するのはそのうちの20種類程度です。もろみ酢には、このうちの必須アミノ酸と呼ばれる9種類のアミノ酸が含まれているために、健康な肌のための働きが高い成分です。
さらにダイエットへの働きも抜群で、普段の食生活を変えていなくても基礎代謝量を高めることができます。また、運動能力向上や免疫力の向上、肝臓の機能の増強など、もろみ酢のアミノ酸はさまざまな働きを期待することができます。

クエン酸で身体の疲れを癒す

もろみ酢に含まれているクエン酸には、疲れを癒す働きが期待できます。運動などをして身体に疲れがたまると乳酸が発生します。しかし、クエン酸によって乳酸が水と炭酸ガスに分解されるために、体外に排出されて疲労の軽減に繋がると言われています。
また、クエン酸には酸化を防ぎ、健康を向上させる働きもあります。人間が生きていく中で必要となるのが酵素ですが、体内に酵素が取り込まれると活性酵素に変化します。活性酵素はウイルスと戦う働きをしてくれるのですが、増えすぎてしまうと細胞まで傷つけてしまいます。このような減少を細胞の酸化と呼んでいます。もろみ酢のクエン酸は身体に吸収されにくいミネラルを吸収されやすい形に変化させる働きをし、細胞の酸化を防いでくれるのです。