黒酢の特徴と働き
米酢の一種で発酵期間が長い
黒酢は米酢の一種であり、玄米や大麦をじっくりと1~3年かけて醗酵・熟成させた黒酢&もろみ酢を指しています。黒酢は一般的な穀物のお酒と比較すると原料の玄米を多く利用しており、長い時間をかけて醗酵・熟成させているために、身体の健康維持が期待できるアミノ酸や有機酸、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれていることが特徴です。
黒酢と一般の黒酢&もろみ酢との一番の違いはアミノ酸の含有量が大きく異なることです。穀物酢では、アミノ酸含有量は0.5%前後となるのですが、黒酢では2%近くにもなります。
黒酢は日本国内では鹿児島県福山町が産地として有名です。江戸時代後期から200年以上の歴史を持っており、独自の製法で作られた黒酢は強い香りが特徴となっています。
ダイエットに働きかける
黒酢に含まれているクエン酸は体内にたまっているエネルギーを効率よく燃焼させる働きがあるため、基礎代謝量を上げることができます。黒酢ダイエットも行われていますが、黒酢に含まれているアミノ酸は体の中からすっきりとさせる働きとクエン酸サイクルによって効率的に脂肪を燃焼しやすい体にすることが期待できます。
また黒酢は大腸の動きを活発にする働きもしています。ダイエットに大敵な便秘解消に最適で、腸に無理やり消化運動を起こさせて排便を促すような商品よりも、黒酢のように自然に大腸の働きをサポートするものを服用するほうがオススメと言えます。また、必須アミノ酸が豊富に含まれているために、体の内側からすっきりとさせて、健康維持を促します。
身体をリフレッシュさせる
黒酢は翌朝すっきりと目覚めるような健康維持が期待できるのですが、黒酢に含まれている酢酸が大きな役割を果たしています。運動などで疲労すると、グリコーゲンが消耗されてしまいますが、酢酸はこのグリコーゲンの補充を促進する働きがあるために、疲れを癒すと言われています。また、クエン酸サイクルによって、人間活動に必要なエネルギーを生み出しているために、黒酢に含まれているクエン酸によってエネルギーを効率的に生み出すことができます。さらに、含有されているアミノ酸は運動時のエネルギー源として利用されている他、運動時の持久力を高めたり、疲労を軽減する働きがあります。
さらに、黒酢には血液がサラサラになる働きがあり、生活習慣の予防にも役立ちます。