香酢の特徴と働き
香酢の基礎知識
黒酢は健康食品として日本で認知度が高いですが、中国の香酢も黒酢の一種と言われています。黒酢では一般的に1~3年程度熟成されているのに対して、香酢は3~5年もの間熟成されています。そのため、黒酢よりもさらに黒褐色が濃い黒酢&もろみ酢となり、栄養や味、風味なども増してさまざまな働きがあると言われています。
香酢は黒酢よりも栄養が豊富に含まれており、アミノ酸の含有量も高いことが特徴です。このため、香酢は黒酢よりも健康維持が期待されており、脂肪の消費をサポートする働きがあります。
もともと味や匂いが強いために、水で薄めてドリンクにしたり、料理に少しずつまぜて摂取することがオススメです。さらにカプセルタイプの香酢も人気があります。
香酢の酢酸成分で疲れを癒す
香酢には酢酸成分が含まれています。酢酸を糖分と一緒に摂取することによって疲れを癒し、身体を楽にする働きがあるのです。酢酸は酢などの酸味が強い食べ物に含まれている成分で、体内でクエン酸に変化して身体の疲れを癒すことができます。クエン酸は疲労成分とも呼ばれている酸性の物質と結合することによって酸性物質を分解してエネルギーに変化させることができます。
酢酸には、健康維持の以外にも、菌を殺す働きが期待できるために、有害な細菌が体内に侵入することを防いでくれます。また酢酸には血圧を下げたり、血管を拡張させ血流をよくするとされています。香酢の酢酸は、血圧が正常な人には働きかけないめ、香酢によって低血圧になってしまう心配はありません。
香酢に含まれるアミノ酸の働き
香酢に含まれているアミノ酸には血中コレステロールを減少させて血圧を下げる働きも期待されています。そのため、健康の維持も期待することができます。
香酢に含まれているアミノ酸には普通のアミノ酸とは異なり、遊離アミノ酸が多く含まれていることが特徴です。遊離アミノ酸には通常のアミノ酸に比べて吸収性が良く、即効性もあるためにアミノ酸の働きを無駄なく利用できるという特徴があります。
香酢に含まれているアミノ酸は、日本で一般的に販売されている黒酢の3倍もの量が含まれており、一般の米酢と比較すると20倍ちかくも含まれています。人体を構成するアミノ酸は全部で20種類あるのですが、香酢には20種類全てのアミノ酸が含まれています。